ごま油と言えば、香ばしい香りを放つ茶色い黒ごまの油を連想する人の方が多いと思います。今回紹介するのはそちらではなくて、無味無臭、透明に近い色をした
太白ごま油
ごま油は原料のゴマを焙煎すると茶色に、生のまま絞ると無色になります。生絞りの太白ごま油は、無味無臭なので素材の味・香りを活かしたい料理のときは重宝します。この太白ごま油、実は料理以外にもいろいろと健康面でメリットがあり、私たち人類を元気にしてくれる優れものです。
参考記事:アルミホイルで治す!痛風、関節痛、腱鞘炎、火傷、風邪、神経痛、頭痛、腰痛、肩凝り、生理痛etc.
アルミホイル療法の記事でも書いた通り、太白ごま油を患部に塗ることで痛みを軽減することができました。きっかけは、アーユルヴェーダに詳しい知り合いから太白ごま油は万能薬という話を聞きいたのが始まり。
アーユルヴェーダとは...アーユルヴェーダとは...
インドの伝統的医学で、ユナニ医学、中国医学と共に世界三大伝統医学のひとつ。心身のバランス、調和を重視する考え方に基づき、病気になりにくい心身を作ることを重んじた「予防医学」の考え方に立っている。
今回は「セサミオイルパワー」で得られる、健康メリットをご紹介します。
目次
太白ごま油、精製のやり方
油の中にある水分などの不純物を取り除くため、油を100℃まで加熱して精製したものを使います。
用意するもの
- 太白ごま油
- 鍋、フライパンなど(油の加熱用)
- 調理用温度計(100℃以上の耐久性があるもの)
作り方
- 太白ごま油を鍋、フライパンなどへ入れます。
- 調理用温度計を準備して加熱。
- 80℃を目安に加熱を一旦止める。
- 加熱を止めた後も余熱で温度は上がります。あとは弱火で微調整しながら余熱で100℃まで加熱。
- 油を冷ましてから容器へ戻して完成です。
これがインド5000年の歴史を持つアーユルヴェーダによる、ごま油の精製方法です。加熱より生成されたごま油の使用期限は、アーユルヴェーダでは「期限なし」とされています。マッサージなどで使用する場合は、使用期限は気にする必要はありません。保管状態にもよりますが、経験からして暗室などで保管すれば半年ぐらいは大丈夫です。そうはいっても、うがいなど口に含む仕様であれば、早めの消費を心がけましょう。
スキンケアとしての効能
これも実際に試しました。就寝前に顔に軽く伸ばして塗ったところ、
シミ、くすみ、シワに効果あり!
しかも一晩で効果が実感できました。個人差はあるにせよ、2~3日もあればシミ、くすみ、シワが薄くなるのを実感できると思います。
おまけに、塗った部分の肌色がわずかに薄くなっています。これは、まさかの
美肌効果あり!
最初はシミが集中している場所だけと思って塗ったんですが、どうせならと顔全体に塗ったんです。これが良かった。朝起きて鏡を見ると、明らかに顔色がイイ!全体的に顔色が統一されたというんでしょうか。気分が良くなるので、相乗効果で更に顔色が良くなります♪
一番の驚きは10年来のシミも薄くなったこと。継続しても完全に消えるとは思いませんが、もしかしたら...と期待してしまいます。「化学成分で白くする!」系の製品と比べても、天然成分100%なので副作用のリスクも心配もありません。
特にこの時期は、日中の紫外線によってダメージを受けている肌のスキンケアとして活躍します。紫外線の強い時季は、就寝前にオイルを塗ることを習慣にしたいものです。
「油なんか塗ったら、ベタつくでしょ~」と言う人もいますが、心配ご無用。胡麻油は肌に塗ってから、なんと
15分で骨まで浸透します
塗った時にはベタつきを感じても、間もなく感じなくなります。サラサラとはいきませんが、特に気にならない程度です。この早さと浸透率はハンパじゃないですね。さらには、塗った部分だけではなく、
毛細血管に入り込み、全身に行き渡ります
つまり、塗った部分だけじゃなくて、セサミオイルパワーによる健康メリットが他にもいろいろ期待できるわけです。これだけは、塗ってからのお楽しみですね。
鎮痛効果
「肌に塗ってから15分で骨まで浸透する」このことから鎮痛効果に期待が膨らむのは想像できると思います。実際、私は肩の関節、膝の痛みを軽減できました。
参考記事:アルミホイルで治す!痛風、関節痛、腱鞘炎、火傷、風邪、神経痛、頭痛、腰痛、肩凝り、生理痛etc.
マッサージオイルとして活用することで、腰痛、肩こりなどを緩和させる作用があります。太白ごま油は無臭なので、周囲や外出時に気にすることなく使用できるので便利です。
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・『うがい』をして得られる効果
・耳、鼻の穴へ!
・髪、頭皮に!
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・紫外線から肌を守る!
シミ、くすみ、シワのない美肌を手に入れる。
『うがい』をして得られる効果
油でうがい?ドロドロしているので、なんか気が進まないですよね。でも、太白ごま油で「うがい」をするだけで、次の効能が期待できます。
- 喉を正常に保ち、声にハリ・つやを与える。
- 口腔内を清潔に保ち、虫歯・歯周病の予防。
- 歯を白くするホワイトニング効果。
- 唾液の分泌率向による口臭予防。
- ほうれい線などシワの予防。
- 免疫機能向上による風邪予防など。
- 薄毛、抜け毛の予防。
- 白髪の予防。
ぬぁんと、これほどの効能があるとは。水でうがいしている場合じゃない気がしてきます。万能薬と言われるのも納得です。
因みに下の裏側は吸収率が良い場所です。意識してうがいすることで、セサミパワーを全身に行き渡らせることができます。
耳、鼻の穴へ!
いや、それはチョット...。大丈夫です。ダイレクトにオイルを流し込むわけではありません。綿棒につけて耳や鼻の穴へ塗りつけます。
- 耳のトラブル全般
- リラックス効果
- 抜け毛予防
- 鼻炎、蓄膿予防
- 花粉症予防
- 頭痛緩和 etc.
アーユルヴェーダではオイルを穴の中へ垂らすやり方もあります。まあ、その方が高い効果が期待できるのは想像できます。高い効果を求める人は、スポイトを使って少量から試してください。脱脂綿で耳鼻の周りをマッサージするのも効果的です。
髪、頭皮に!
うがいや耳鼻にもある効果として、髪や頭皮のトラブルがあります。では直接塗ったらどうなるか?もちろんOKです。太白ごま油を塗ることで、
- 傷んだ髪の修復
- 髪に潤いを与える
- 頭皮環境を整える ⇒ 育毛効果
うがいと並行して行うことで、体の中と外からのW効果が期待できます。ただし、素人による頭皮マッサージは、逆にトラブルのもとになりやすいので注意。
参考記事:脱シャンプー!シャンプーをやめたら髪が元気になった!ノーシャンプー、湯シャンで十分です。
メリットを書き始めたら、何だかキリがない気がしてきました。早い話、太白ごま油で全身をマッサージすることは、健康マッサージの極みかなと。そこまでしなくても、毛細血管に沁み込んで全身に行き渡るの事を考えると、毎日どこかしらに塗るだけでも健康にイイといえます。
自宅に1本あれば何かと重宝しすぎる「太白ごま油」。インド5000年の歴史は伊達じゃない!のご紹介でした。
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・太白ごま油、精製のやり方
・スキンケアとしての効能
・鎮痛効果
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