人並みの生活をするには水道、電気、ガスなどのインフラは欠かせないですね。それぞれ価格体制はサービス毎に多少の差はありますが許容範囲の差です。しかし、その中で価格差が最も激しく私たちを悩ませるのがあります。それがプロパンガス。
ではなぜ、それほどの価格差があるのか?プロパンガスの価格設定は自由競争のため、ガス会社の言い値で販売できます。つまり、銭儲け主義のガス会社であれば
高く取れる人からは高く取る
プロパンガスは約80%を輸入に頼っています。輸入してから各業者まで、それから各家庭までの輸送コスト分の差が料金の差と思われがちですが、問題視するほどではありません。以前、近所のプロパンガス消費量がほほ同じ家庭の明細書を見せてもらったことがあります。なんと私が支払っている料金の約半分。自分が2倍も高く払っている事実を知り、そりゃもう驚きました。このページをご覧されている人は、私がそうであったように
- 「ガス代が明らかに高い」
- 「ガス代を節約したい」
- 「プロパンガスの代わりがあれば」
とお考えだと思います。実は私、「プロパンガスの値引き交渉に成功」し、さらにはプロパンガスを解約して「脱プロパンガス生活」を満喫しています。そんなことできるの?と思っている人にこそ読んでいただきたいと思います。高い料金を支払っているのは一部の人だけです。直ぐにでも対応しましょう。今回はプロパンガスの裏側をお伝えします。
こんな人が高いプロパンガス代を払っている
先ずは支払っているプロパンガス料金が適正か確認してみてください。
あまりにも高ければ安い会社と契約すれば良いだけのこと。なんですが、契約会社を自分で選べない人もいます。それが、
アパート、マンションなど賃貸物件の入居者です。
一戸建ての持ち家にお住まいであれば、プロパンガス会社を自由に選択できますが、中には不動産とプロパンガス会社の癒着があります。これは契約時の交渉次第です。
しかし、アパート、マンションなどの賃貸に住むとなると話は変わります。契約をするのは入居者本人ですが、ガス会社を選ぶのは大家さん。新築、中古問わずプロパンガス会社は既に決まっています。良心的な大家さんは別ですが、多くは入居者が払うガス代は他人事です。新築した際に各部屋の湯沸し器などの設備設置、プロパンガスのタンク設置をガス会社に任せます。仮にみなさんが銭儲け主義のガス会社や大家であれば、
プロパンガス設置等の費用を安くして大家さんと契約する。
入居者から多く得たガス代の一部をリベートする。
なんてことは想像に難しくないことだと思います。設置費用を安くしても、入居者がプロパンガス代を多く支払っているので十分に元が取れます。または、設置費用は通常でも毎月リベートを大家に支払うことで双方が得をする訳です。
「そういえば、プロパンガス代って高いな...まさか!?」
そう思う人は、自分が払っている料金が適正か?他のガス会社ならどれだけ安くなるのか?先ずは調べてみましょう。ガス料金を無料で相談できるサイトがこちらです。 ➪プロパンガスのことなら無料見積もりの「enepi~エネピ~」
料金が高いプロパンガス対策
最近はプロパンガス価格が適正か判断してくれるサイトも複数あります。持ち家の方で不動産との契約上に問題がなければ、比較サイトを参考に見直すことも可能です。
直接交渉
問題はアパマン入居者です。先ず思いつくのが、大家さん、ガス会社へ直接交渉です。しかし、ガス会社を自分だけ変更することは、新たにガスボンベ設置場所などの問題があり現実的に無理です。そうでなくとも、先に述べたようにプロパンガス会社と大家さんとの癒着はあり得ることです。そう簡単に首を縦に振ることはないでしょう。それを踏まえたうえで、
入居者できるだけ全員で交渉に挑む
一人で言っても、「みなさん同じように頂いていますから」などと、さも当たり前の料金と言わんばかりのことを言われます。入居者全員であれば、さすがに大家さんも空室が増えることを懸念して動じる可能性が高まります。特に長らく空室が目立つアパマンは効果があると思います。事前に比較サイトで情報を収集して、出来るだけ多くの入居者へ賛同を募って挑みましょう。全員とまでいかなくても、挨拶する程度の人でもをかけてみましょう。
因みに私は、
- 比較サイトで「高すぎる」と判断される → 他入居者数名 と料金確認。個別に大家さんへ話をすることに。
- プロパンガス業者へ交渉 → 業者:「比較サイトは最終的に他のガス会社を紹介するのが目的ですよ」と返答。そんなことは承知です。ぼったくり業者に払い続けるより、納得できる価格の業者へ変更した方がはるかにマシです。早い話が検討違いな返答をするだけで、価格を下げる気はありませんでした。
- 大家さんへ直接交渉 → プロパンガス会社を変更してもらえないか直訴。一応、プロパンガス会社に確認するとのこと。
- 後日、値下げ決定。※単価500円以上が100円引き程度…。
こんな感じで、対応はしました程度の値引きでしたが、動きは見られました。やってみる価値はあります。
引っ越し
交渉しても納得できる応えは期待できないと思います。プロパンガス代、家賃などのランニングコストを考慮して、引っ越ししても元が取れる物件を探してみましょう。敷金・礼金がない物件は意外とあります。仮にプロパンガス代が同じでも、家賃が安ければ現状より節約できます。現在の部屋にそれほど愛着や利便性を感じていない人には、一番おすすめの対応です。できれば値下げ交渉なんてやりたくないですからね。
マイホーム購入
これは極論ですが、「いずれは」とお考えの方であれば良いタイミングです。特に人数の多い家族であれば、プロパンガス代も相当かかります。頭金をそれほど必要としない住宅ローンもあります。頭金をためている期間にどれだけプロパンガス代を余計に支払っているか、一度計算してみてください。
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【 実践編 】高額なプロパンガス対策!
【 実践編 】高額なプロパンガス対策!
因みに私はアパート住まいでどうにもできない状況です。というか、状況でした。そうです、今は対策して快適な生活をしています。つまり、
高いプロパンガス会社は解約しました。
その代りに、料理する際にガスが必要なのでカセットコンロを使っています。正直、これで十分です。それまで使っていたガスコンロと比べて不便さは微塵も感じません。パラパラ炒飯をつくる時に中華鍋振り撒くっていますが、火力&安定感ともに満足しています。スペースもこれまでの半分になり、キッチンがスッキリして気持ち良いです。ガスボンベは近所のスーパーやドラッグストア、ホームセンタなどで3本セット約300円で売っています。
私は自宅で入らないだけで近所の温泉に通って、身体は清潔に管理しています。でも、温泉代を考慮すると高いプロパンガス代を払うのとあまり変わらないのでは?と思いますよね。確かに私が通っている温泉は500円なので、毎日入れば1ヶ月は15,000円です。プロパンガス代MAX13,000円より高いですね。ここでで冷静に考えます。そもそも
毎日、体を洗う必要があるのか?
という問題ですが、
問題なし!
現代の人は体を守ってくれる「皮脂」を落とし過ぎです。皮脂は肌のハリや潤いを保ち、体を細菌から守ってくれます。皮脂が痛むと細菌が入り、アンモニア臭がすることもあります。そんな重要な皮脂を、わざわざボディソープや石鹸で毎日せっせと落とすなんて...。メーカーのプロパガンダで「毎日、石鹸で洗わなきゃ汚い!不潔よ!」な~んて思っていませんか?
「石鹸メーカーが界面活性剤信者を作り上げて、石けん類を買わせ続ける」
これって、
「病院が医薬品信者の患者を作り上げて、薬を買わせ続ける」と同じことです。
ボディソープや石鹸で毎日 体を洗わないとならない理由、言えますか?
お風呂に入る前に、冷静に自分の体を見れば解ります。汚れもなく臭わないはずです。体臭は食事によってほぼ改善できます。体臭が気になる人は植物油、砂糖、小麦粉、乳製品あたりを断食してみてください。精神的ストレスによっても体臭は変わります。何れにしても、
症状ではなく原因を改善することが大切です。
私の場合、
夏 → 自宅で常温シャワー&週2回の温泉
冬 → 週2回の温泉のみ ※たまに常温シャワー
これで一般的な清潔感は十分に保てます。この習慣にしてから肌がきれいになり、肌トラブルは一切ありません。生きている中で一番清潔ですよ^^
では、経済的にはどうなのか?この生活リズムであれば
- 温泉代500円×10回=5,000円/月
- ガスボンベ3本=300円/月
合計5,300円で清潔を保て、料理ができて、しかも温泉に入れるので、心身ともに健康というわけです。アパートの狭い浴槽に浸かったところで心地良さはありません。ガス代を考えるとその価値すら感じません。温泉なら広々と足を延ばせて、露天風呂、サウナ、水風呂付き。しかも、温泉という大自然の恩恵にあずかることができるなんて贅沢この上ない生活です。毎日のように自宅で湯船に浸かろうものなら、プロパンガス代は13,000円/月を超えます。これなら贅沢な温泉に毎日入った方が有意義です。これはあくまでも「達人?」ということで参考程度に。
●全国47都道府県の銭湯 → 「銭湯・奥の細道(東北の銭湯巡り)」
●温泉 or 銭湯 で検索 → 「googleマップ」
「近所に浴場施設がない!」そういう人もいますよね。それならば、
自宅の浴槽の水を電気で沸かす!
あるんですね、便利なものって。それが、「スーパー風呂バンス1000」
湯沸し時間の目安は夏場3~4時間、冬場8~9時間。別売りタイマーを使えばお好みの時間に ” あったか~い ” お風呂に入れます。次の人のために、保温・追い炊きとしても活用できます。もちろんプロパンガスより経済的です。
その他の『湯沸し保温』日常生活で消耗しているものは、本当に必要なのか?プロパンガスに限らずなくても困らない、経済・効率的な代替品があるものは他にもたくさんあります。
参考記事
・脱シャンプー!シャンプーをやめたら髪が元気になった!ノーシャンプー、湯シャンで十分です。
では何故、多くの人が疑問も持たず使うのがあたりまえのように生活しているのか?商品メーカーは売上のために、商品が必要であるかのようにTV、雑誌などマスメディアを使ってCMを流します。もちろん容姿端麗なタレントを起用して「これを使えばあなたもこうなれる」と思わせるようなイメージを与え続けます。その商品やサービスを店頭やネットでを見かけて、
特に疑問をもたずに買ってしまう・使ってしまう。
TVCMなどにでるタレントが受け取るギャラは一般大衆からすれば高額。それはCMによる効果が絶大であることの証。つまり、
一般大衆の生活スタイルは、自分たちが流すCMに大きく影響される
このことをメーカーは熟知しています。現在あたりまえに使っている物やサービスを今一度、「本当に必要か?」考えて、いや、感じてください。
プロパンガスを生活から切り離すことは、少し大きな変化と感じるかもしれません。選択肢は多いに越したことはありません。脱プロパンガス生活を体験してみてください。
プロパンガスはそのまま使える生活のまま、
- 料理は「カセットコンロ」
- お風呂は「電気湯沸し器」
新たに機材を購入したとしても、数か月で元は取れ、その後の差額は節約成功ということになります。検索すれば解りますが、
プロパンガスを使わない生活をしている人は多くいます。
私たちが常識と思っている中には、メディアによって刷り込まれたものが多すぎます。娯楽などの嗜好品は別として、日頃使っている物・サービスを疑ってみてください。実は使わない方が良い、必要がないものは多くあります。
まとめ
- 他の入居者と団結して、ガス会社・大家さんへ交渉する。
- ガス代の安い物件へ引っ越しを検討する。
- ランニングコスト、快適さを考慮して、この機会にマイホーム購入を検討する。
- 料理はカセットコンロ、風呂は電気湯沸かし器を活用する。
- プロパンガスに限らず、マスメディアが流す情報の仕組みを理解して生活の達人になる。