高血圧を治す!食事で改善・対策

高血圧の真実

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高血圧と食塩

塩分は不足することで脱力感、めまい、冷え性など体調不良を招き、体にとっては重要な成分の一つです。しかし、高血圧患者にとっては「塩分の取り過ぎは高血圧を招く」と言われ警戒されています。また、日本食は味噌汁、漬物など塩分を含む料理が多いため、日本人は塩分を取り過ぎるから高血圧の予防として減塩の食事が推奨されています。実際、スーパーなどでは減塩食品を多く見かけます。では何故、減塩が推奨されたか。これは「ラットに塩で味付けした餌を与えると血圧上昇が確認された」という内容の論文が1972年に発表されたのがはじまり。その後、高血圧患者に対して減塩が推奨されました。
しかし、「食塩摂取量と血圧の相関関係はない」といった内容の論文が1988年(昭和63年)にインターソルティ・スタディ(国際的な疫学調査結果)から発表されました。これは世界32ヶ国52地域で10,079人を対象に厳密な手順で行われた大規模な調査です。(※たばこ産業「塩と健康の科学」シリーズより) 他にも医学界から「塩と血圧の相関はない」といった見解は他にもアルダーマン博士、故:青木久三氏と複数に及びます。
また、精製塩(人口加工されたミネラルが殆どない塩)ではなく天然塩(ミネラル豊富な自然塩)であれば、むしろ意識して摂取した方が良いという見解も多く見られます。天然塩は血圧を正常に保つ作用があるといわれています。
減塩ではなく、精製塩から天然塩に切り替えて必要なミネラルを摂取する、精製塩を使用している外食を控えるなどの習慣を身につけたいものです。

 

皇帝塩

漢方の聖地、中国では特権階級しか食べられない皇帝塩。歴代皇帝が毎朝、皇帝塩をなめて体調管理をしていたと言われるほど。数十種類の塩と比較して、ミネラルバランスが体液に一番近く、70種類以上のミネラルを含んだ正に活きた塩。日本では財務省の管轄下にあり、購入者のレビュー評価も満点と正に極上の自然塩(天然塩)といえる逸品です。

 

自然塩(天然塩)については、こちらの記事を参考にしてください。

自然塩(天然塩)の凄い力!

自然塩(天然塩)毎日10g以上摂取しても最高血圧100mmHg。

生理食塩水で透析寸前の慢性肝炎が回復。

 

医療の世界

高血圧の基準値

血圧測定の単位でmmHgと表示される数字です。
一般的に140㎜Hg以上になると医者から高血圧と診断されます。

    診断    (分類)  最高血圧   (収縮期血圧)    最低血圧   (拡張期血圧)
正常域血圧 至適血圧 <120 かつ <80
正常血圧 <130 かつ <85
正常高値血圧 130 – 139 または 85 – 89
高血圧 Ⅰ度(軽症)高血圧 140 – 159 または 90 – 99
Ⅱ度(中等症)高血圧 160 – 179 または 100 – 109
Ⅲ度(重症)高血圧 ≧180 または ≧110
収縮期高血圧 ≧140 かつ <90

※成人における血圧値の分類(mmHg) ※日本高血圧学会(2016.04.14)

基準値に関しては過去に何度か、

これといった根拠もなく変更されています。

調べてみればわかります。納得できる基準値を下げた理由は存在しません。最近でいえば基準値の変更とまではいきませんでしたが、2014年に人間ドック学会から高血圧基準147/94mmHg日本人間ドック学会、健康保険組合連合会 2014.04)と発表されています。人間ドック受診者150万人から厳選された超健康人約 1 万~1 万 5 千人を対象にした結果です。対象者数からして信憑性の高いデータといえます。
高齢者は若い人と比べて老化現象により血圧が高くなる傾向があります。大人になると動脈も老化して硬くなり、血液を先に送る力が衰えます。そのため血圧は高くなってくるのが普通ですが、高齢者も最高血圧140mmHg前後で高血圧と判断されます。20代と80代の方が同じ基準値で診断されるのは医学的にも矛盾しています。また、寒冷地と温暖地に住む人の基準値を一律にするのも無理があります。

人間ドック学会が前述した複数検査の結果で超健康人の中に最高血圧140mmHgを超える人がいることを憶えておきましょう。
乳房温存療法のパイオニアとして有名な近藤誠氏は次のように述べています。

血圧の目安は「実年齢+90」

60歳なら最高血圧150

70歳なら最高血圧160です。

以前の日本の基準はこれを用いてる。

近年のデータからも問題はない

 

高血圧の処方薬

 医者から処方される薬ですが、基準値でも述べたように本来必要ではない方々にも処方されると疑われるのが現実です。
例えば、合併症の脳卒中の中でも多くを占める脳梗塞は、血栓が詰まることで脳の血流が塞がることで発症します。血栓がある事は珍しいことではなく、通常は血圧を上げて押し流しています。しかし、降圧剤などで血圧を下げると血栓を押し流せなくなり、停滞した血栓が血管を詰まらせるわけです。
高齢者へ降圧剤のようなものを投入して血圧を無理に下げれば血流が悪くなります。また、薬で血圧を下げて医学的に血圧が改善されたというデータはなく、薬を飲み続けることになるようです。

 近藤氏は著書で次のように述べています。「年を取るほど体中に血液を送り続けるため血圧を上げようとする。薬で下げたらボケたりふらついたりする」。副作用として、めまいや認知症になりやすい訳です。また、フィンランドで行われた「降圧剤を飲まない」75~85歳の男女521人の経過を見た調査では、80歳以上では生存率が最も高いのが最高血圧180以上の人たち。最高血圧140を切る人たちの生存率は大幅に下がっていたとのことです。

高血圧の医療費

血圧性疾患の年間医療費は1兆8,890億円※厚生労働省(平成25年度 国民医療費の概要)

  0~14歳       1億円
15~44歳      379億円
45~64歳      4,117億円
65~69歳  2,326億円
70~74歳  2,705億円
75歳以上     9,361億円(49%)
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
    計  1兆8,890億円(億未満切り上げ)

  65歳以上だけで   1兆4,392億円(76%
  70歳以上だけで   1兆2,066億円(63%
ーー75歳以上だけで           9,361億円(49%

高血圧だけでこれだけの金額です。 この大半をみなさんが納めている税金で賄っています。税金制度は大切ですが、高血圧に限らず健康を意識して健やかな日々を送る人が増えれば、医療費は減少し、税金負担も減少するはずです。毎月支払う健康保険税は決して少ない金額ではありません。もちろん、一時的に降圧剤が必要な場合もあるでしょう。しかし、「高血圧の基準値」で述べたように、

血圧に問題がない人も高血圧と診断され、医療費という名目で多くの税金を消費しています。

そもそも病気というのは、不摂生な食事、精神的ストレスなどの原因から症状が出るので、その原因を見直して改善するべきです。東洋医学は正にその教えです。しかし、西洋医学というのは原因ではなく症状に対して薬でアプローチするところから始まります。つまり、薬で症状をごまかして原因は改善されないため、いつまでも病気のまま通院して薬を飲み続ける。こういったケースが大いに見受けられます。

      

血圧の測定は自宅で簡単にできます。医者に任せれば、とにかく薬を売りたいので高血圧症にしたがるのはお解りいただけたと思います。通院させて、薬売らないと収入が減りますからね。自身の血圧を把握していたいのであれば、2,000円ぐらいから売っています。くれぐれも基準は「年齢+90」を忘れずに!

そもそも血液・血管とは

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高血圧のリスクはお解り頂けたと思います。しかし、リスクばかり意識していたら精神的に良くありません。それより血液と血管が如何に身体にとって大切な役割を果たしているのかを理解していれば、「この玉ねぎを食べることで血液がサラサラになる~♪ 」と前向きに取り組めます。高血圧に直接かかわる血液、血管について簡単にご説明します。

血液の役割は体中に栄養、ホルモンを運搬すること。
その他の役割として、細菌からの防御、体温調整、老廃物の排出、そして ” 水分代謝を調整して血圧のコントロール ” などがあります。
” 血液サラサラ・ドロドロ ”と表現することがありますね。もちろん血液はサラサラ流れるのが理想。これは摂取した水分の量によっても左右されます。血液の90%は水分であることから血液ドロドロにしないよう適度な水分補給が大切です。

血管は血液が通る管。全て1本につなげた長さは約10万㎞もあり地球約2週半にもなると言われています。凄いですね。血液の流れは
心臓 → 肺 [酸素を取込み] → 心臓
→ 体中 [酸素と栄養を運搬] → 腸 [養分を取込み] → 心臓
その間に要する時間は約1分。10万kmを1分とは早い!と思われがちですが、血液の流れは複雑に多くの分岐をして同時に流れています。実際の速さは毛細血管は極端にゆっくりですが、大動脈の場合は1秒間に平均約40~50cm流れ、時速約2km。心臓がポンプの役割をして体中に血液が押し流され、全ての血管に血液が循環しています。
心臓から送り出されて血液が流れる血管を動脈心臓からの圧力が高いため壁が厚い)、心臓へ戻る血管を静脈圧力が低いため壁は薄く逆止弁がある)。傷などで圧力の高い動脈から出血すると失血死の危険が大きいため、ほとんどの動脈は体の内側(損傷のリスクが低い)を通り静脈は体の表側を通っている。
やはり ” 自分の健康は自分で守る! ” ですね。

 

 今回のご紹介

医者に殺されない47の心得 医療と薬を遠ざけて、元気に、長生きする方法」近藤真/著

高血圧、抗がん剤、乳がん検査、ワクチンなど衝撃的な47の真実を紹介しています。「健康という最も大切な財産」を病院に奪われないために、長らく通院しても体調が改善しない方はもちろん健康な方も必読の一冊。「自身の健康は自分で守るしかない」と痛感し、病院、医者のイメージが180度変わります。通院中のご家族がいらっしゃる方には是非一読して頂きたい内容になっています。医療業界の真実がここにあります。

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