白湯の飲み方
温かいお湯を慌てて飲むとリラックスどころか交感神経を刺激しかねません。白湯を飲むときはゆっくり飲むことが基本です。といっても時間をかけすぎて白湯が覚めてしまうと効果が得られません。寒い冬は冷めないように真空カップを使うなどして工夫しましょう。
飲む時間・量
人の体は排泄・消化・吸収の働きを効率良く行うために次のようなサイクルで行われいます。
- 排泄 4時 ~ 12時
- 消化 12時 ~ 20時
- 吸収 20時 ~ 4時
体は朝4時から昼12時までは排泄しようと働きます。この時間帯に白湯を飲むことで排泄作用が高まり、デトックス効果や排便が促されるわけです。消化や吸収も同じように働きを高めるので、食べた栄養を効率良く摂取できます。このサイクルを意識しながら、リラックスしたい時やいつもならお茶を飲むような時に白湯を飲んでみてください。
おすすめの飲むタイミング
- 朝 = 脳と体が目覚め、排便が促されます。
- 午前中 = デトックス効果を期待して。
- 昼食前 = ランチの消化を十分にするため、胃腸の働きを活発にさせます。
- 午後 = 家事や仕事で疲れた脳と体をリラックスさせるために。
- 夕食前 = 昼食前と同じ。
- 就寝前 = 1時間ほど前。リラックスして安眠できるように。
食事で摂る水分を考慮すると、水で水分補給する理想の量は1日70ml程といわれています。上記のタイミングで飲むとすると、目安は120㎜ほどのカップ1杯×6回=720ml。季節や生活スタイルに応じて適量も変わるので、体調に合わせて飲むようにしてください。体に良いといっても、水も飲み過ぎれば毒になるのでご注意を。
「飲みづらい…」
飲み始めたばかりの頃は、少し飲みづらいと感じる人がいると思います。体に不要なもの(毒素)が体内にあると白湯を飲むと違和感があります。違和感なく飲めてリラックスできる人は毒素が少ないと考えて良いでしょう。私も飲み始めたころもそうでしたが、今でも不摂生な食事を続けた後は白湯を美味しく飲めません。無味無臭のお湯ですが不味いと感じます。続けることで体質改善がされ、その内に美味しくのめるようになります。
白湯の意外な使い方
実は白湯を利用することで、あるものと縁を切れるかもしれません。それが、
- たばこ
- 酒
実は禁煙、禁酒したい、している人にとって白湯は一役買ってくれます。「たばこを吸いたい」「酒を飲みたい」といった衝動に駆られたときに白湯を飲む、これだけです。温かい白湯をゆっくり飲んでいる内にリラックス効果が働きいて、「吸いたい」「飲みたい」といったイライラ感が和らぎます。このとき白湯の温度は若干熱めがおすすめ。「熱い」といった刺激を胃や腸で感じることで、禁断症状を紛らわすことができます。是非お試しください。
たかが白湯、されど白湯です。お湯を沸かして飲むだけで、簡単に健康・元気になれる白湯。是非、皆さんの日常に取り入れてみてください。