目次
玄米の選び方
先ずは材料選び。1.デメリットでも書いたように、無農薬などの化学薬品は胚芽の中に蓄積されます。玄米は胚芽が残っているので、無農薬玄米をおススメします。また、無農薬栽培農家のほとんどは無化学肥料で栽培しています。せっかく良い栄養をいただくので、この際に不要なものは全て取り除いて、極めて自然に近い状態の玄米を選びましょう。
① 有機JAS認証
(3年以上無農薬、無化学肥料)
もしくは、
有機JAS同等以上の化学薬品を使用しない栽培で
残留農薬検査報告書の掲示
無農薬でも化学肥料を使用している場合があるので注意。また、自分の田んぼだけ徹底しても、隣で農薬を使われると少なからず農薬を浴びてしまいます。私が確認した中で一番徹底されてたいのは、山奥の周りに他人の田畑がない場所で、20年以上化学薬品を一切使用しない田んぼで栽培した米がありました。食べる側のことを考えて栽培していらっしゃる農家さんは探せばいらっしゃいます。ありがたいことです。
② 放射能検査結果報告書の掲示
外部機関が発行する「検査結果報告書」を掲示しているショップがあります。検査機関は研究所や厚生労働大臣に登録している機関など様々です。HPなどで活動内容などを確認して信頼のできる機関を選びましょう。
また、長崎の原爆で被爆された人たちに、玄米と自然塩が有効であったことが確認されています。原爆は外部被爆で、食品からの被爆は内部被爆。外部と内部の違いはありますが、自然塩に関しては手軽に摂取できて期待値も大きい食品です。
③ 栽培・販売者が何処の誰なのか解る
最近は栽培者が顔・名前出しで販売しているショップを多く見かけます。やはり、そういった栽培者の方々は消費者が求める食の安全を理解して、こだわってコメ作りをされているのが伝わります。
過去には米の産地偽装事件が発生しています。流通業も黙認しているため内部告発がない限り表に出ないようです。「安かろう悪かろう」な商品は何らかのリスクを伴います。このページをご覧の方は生涯、主食として食べるのがお米だと思います。健康より大切なことはありません。急がず慌てずに信頼のできる栽培・販売者を選びましょう。
④ 発芽する
玄米の乾燥方法は天日干しによる自然乾燥と、乾燥器による人工乾燥があります。人工乾燥は高温で乾燥させるため玄米は生命力を失い発芽しません。つまり生きていないので、時間の経過とともに味・質が劣ります。あるんですよ、商品名が「発芽玄米」なのに発芽しない玄米が!近所のスーパーで手頃な発芽玄米を買った時、1週間の浸水を試みましたが全く発芽しませんでした。1㎏サイズだったので良い経験で済みましたが...。「確り発芽します」と画像まで掲示しているショップもあるので、発芽する旨の告知をしているショップを選ぶこと。また、「発芽する」ことを確認するため初回は少量サイズで購入しましょう。常温で夏なら1日、冬は3日ほどで発芽します。
ヨーグルト、発芽玄米、甘酒、納豆メーカー
ROOMMATE TDP-A700
発芽玄米を食べるときに、一番気になるのが発芽させること。特に気温の低い冬は、なかなか発芽はしません。かと言ってお湯を入れたり、温めたりする暇はない...。そんな人には「発芽玄米メーカー」が便利です。温度設定は20~55℃の範囲で1℃単位の調整ができます。電気代は0.5円/1時間と経済的。発芽玄米の他にもヨーグルト、甘酒、納豆も作れる優れもの!これ1台あれば自宅で発酵食品が簡単に作れます。
玄米食が初めての人
「食感が気になる」「家族の賛同が得られない」など、いきなり玄米食へ切り替えることに抵抗がある人は、7分つきから慣らしてみてください。もちろん、最終的には玄米100%を目指してほしいですが、食事は美味しく楽しく頂くものです。いろいろ試してご自分のスタイルに合った分つきで召し上がってください。
手軽に「糠」の栄養を試すなら、自然派志向の健康食品『 ぬか玄 』
用意するもの
≪材料≫
発芽する玄米 / 上記「玄米の選び方を」参照
天然水 / 日本のほとんどの地域は軟水です。炊くときの水も相性が良い軟水を選びましょう。硬水を使うとカルシウムが表面に付着するため米がパサついてしまうようです。
自然塩 / 1合に対して1つまみの塩を入れると美味しくなります。糠・胚芽の臭い・苦味を消す、アク抜き、糠を柔らかくするなど、味以外にも臭いや食感も良くします。塩を入れるだけで副食がいらないほど美味しくなります。私は自然塩のメリットを理解しているので、1合に対して小さじ半は入れています。おかげさまで健康そのものです。
※ 塩分が気になる人、食塩じゃだダメなの? こちら → 「自然塩(天然塩)の凄い威力!」
≪炊飯ツール≫
土鍋
玄米に限らずお米は土鍋で炊くと美味しくなります。
炊飯器
現在の炊飯器は機能・品質が優れているので、土鍋までと言わなくとも十分美味しくいただけます。
お好みでお選び下さい。
≪その他≫
浸水用の容器
底の深い容器で浸水すると、表面は発芽しますが下の玄米は発芽が確認できません。発芽モードに入っているとは思いますが不安です。また、水が多いと発芽中にアク・臭いが発生する原因にもなります。私はいろいろ試した結果、底の浅い容器で発芽させています。これだとムラなく発芽されているのが確認できて安心です。
発芽玄米の作り方
1.洗米
軽く水洗いする程度で十分です。
洗米した水の濁り具合は商品によって違います。私は食べている玄米は画像の洗米を1回行うだけ十分。精米技術の向上により、無洗米でなくとも必要以上に洗う必要はありません。
2.浸水 → 発芽
ここが重要なポイントです!この作業を確り行うことで、発芽抑止因子アブシジン酸のリスクを回避します。発芽することで玄米の贅沢な栄養を頂けます。
※ 実際に水に浸けて発芽した様子をご覧ください。
【 初 日 】 気温21~30℃
炊く量に合わせた平らな容器に、玄米を均等に入れます。
玄米が全て浸水していればOKです。
【 2日目 】 気温23~25℃
画像では解りづらいですが、少量が僅かに発芽しています。
【 3日目 】 気温22~25℃
天に上る勢いで発芽しています。画像をアップするのに解りやすくと思いましたが、やり過ぎです...。半日ほど前に止めていれば良い感じです。
●発芽の目安
胚芽の下の部分がチョコっとだけ飛び出ています。発芽抑制因子アブシジン酸のリスクは、発芽が目視できる前には解除しています。全部をここまで発芽させる必要はありませんが、私は8割ほどこの程度の発芽で炊いています。
今回の3日目の発芽状態はやり過ぎです。水分を多く含んでいるので、柔らかい食感で食べやすいですが。発芽が進むほど栄養が減少しますので、上の画像を目安にしてください。
※ 浸水中の水
他のサイトを見ると水を入れ替える対応をしています。これは水を多めに入れるとアク、匂いが気になるため。玄米が浸る程度の水量であれば問題はありません。
3.炊飯
発芽させた水は若干濁っています。これはこれで栄養を含んでいるかもしれませんが香り・味に影響します。新鮮な天然水に入れ替えて炊き上げます。
自然塩を混ぜて炊飯セット。 ※なぜ自然塩なのか? → 「自然塩(天然塩)の凄い威力!」
炊飯器のメニューは発芽玄米モード。
発芽玄米の炊きあがり♪
米粒ほどの穴が開いていれば上手に炊き上がった証です。自然塩が効いているので、発芽玄米だけでも十分に美味しいです!
4.その他
食味
はじめて玄米食にチャレンジする場合、玄米の食味が少し苦手という人もいるようです。白米と混ぜて徐々に玄米の比率を増やすことで慣れるはずです。噛めば噛むほど味が出るので、すぐに発芽玄米100%で食べられるようになります。
食べる順番
胃の消化の話ですが、果物のように消化の早い食品が必要以上に長らく胃の中に留まると、発酵が進み腐りはじめて体にマイナスの働きをします。
※食品の消化時間
・果物 20~30分
・野菜 30~60分
・穀物 2~3時間
・肉 2~3時間 ※脂肪部分は約12時間
玄米は白米と比べても消化に時間がかかります。消化時間を理解して正しい順序で食べることで、体の負担を減らして発芽玄米の栄養素を確りと消化・吸収できる訳です。
発芽玄米は栄養価の高さ、メリット・効能が日本に留まらず、世界的に認められている素晴らしい食品です。
発芽玄米を正しく食べて、ぜひ健康な身体を手に入れてください!
まとめ
玄米の選び方
・ 有機栽培の玄米
・残留農薬・放射能 検査結果報告書の掲示
・栽培・販売者が解る
・発芽する
常軌条件を満たす、私が購入しているオススメのショップ →「京の米職人」
用意するもの
・上記4点を満たす玄米
・軟水の天然水
・自然塩
・炊飯器 or 土鍋
・浸水用の容器
発芽玄米の作り方
・浸水は発芽が8割ほど目視できるまで ※ 発芽しすぎに注意
・自然塩を入れる ※ 参考記事 →「 自然塩(天然塩)の凄い威力! 」
・炊飯成功の証は米粒ほどの穴
ヨーグルト、発芽玄米、甘酒、納豆メーカー
ROOMMATE TDP-A700
発芽玄米を食べるときに、一番気になるのが発芽させること。特に気温の低い冬は、なかなか発芽はしません。かと言ってお湯を入れたり、温めたりする暇はない...。そんな人には「発芽玄米メーカー」が便利です。温度設定は20~55℃の範囲で1℃単位の調整ができます。電気代は0.5円/1時間と経済的。発芽玄米の他にもヨーグルト、甘酒、納豆も作れる優れもの!これ1台あれば自宅で発酵食品が簡単に作れます。
手軽に「糠」の栄養を試すなら、自然派志向の健康食品『 ぬか玄 』