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なぜ、8(∞)の字ストレッチが老眼(老視)に効くのか?
読んで字の如く「眼の老い」。つまり、眼に関わる筋力が老いることで正常に働かない状態になっています。緊張により硬くなったり疲労で衰えた筋肉を、8(∞)の字ストレッチをすることで筋肉が解れて柔軟性を取り戻して正常に働く訳ですね。
老眼のメカニズム
目で近くや遠くのものを見る時に、毛様体筋(もうようたいきん)という筋肉を収縮させています。毛様体筋の動ことで水晶体のピントが調整され、「 遠く ⇔ 近く 」がスムーズに見ることができるんですね。
- 近くを見る時 → 水晶体が膨らみ厚くなる
- 遠くを見る時 → 水晶体が緩み 薄くなる
近くを見るためには、緩んで薄くなった水晶体を膨らませて厚くする必要があります。しかし、加齢や疲労とともに水晶体が硬くなり柔軟性を失うと、水晶体を膨らませることが困難になり近くのものが見辛くなるわけです。
早い人は30代半ばで老眼になる人も。自覚症状の個人差はありますが、殆どの人は60歳あたりまでに老眼になると言われています。以前、通院した眼科医で、
「30代後半で視力が1.5ほどある人は物が見える(その分、目を使っている)ので、視力の低い人と比べて老眼になるのが早い」
と聞きました。つまり、理由はどうであれ目に負担をかけた分だけ老眼になるのが早まるという事ですね。視力が良い人は油断しないように注意です。
スマホ老眼
パソコンと比べて液晶画面が近くにくるスマホ。長時間、近くを見続けることで水晶体に負担がかかります。また、水晶体に光を送る量を調整する虹彩筋(こうさいきん)にも負担がかかり以下のような症状が表れます。
・目のかすみ
・近くのもの
・小さいものが見辛い
・焦点が定まりづらい
・頭痛
・肩こり etc.
いわゆる「スマホ老眼」と呼ばれるもので、液晶画面を見過ぎることで目に負担をかけることが原因です。
若い人でこの症状があれば「スマホ老眼」の可能性があります。確かにスマホは便利ですが「便利は不便」て言いますから...程々に。
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焦点が定まるのに時間がかかる
以前、仕事でパソコンを見過ぎていた時に、「 遠く ⇔ 近く 」を見る時に焦点が定まるのが遅くなった事があります。その時に以下のストレッチで改善しました。
遠くを見る。視点が定まったら
↓
近くを見る。視点が定まったら
↓
※繰り返し
少し時間をかければ焦点が定まる距離から初めてください。慣れてきたら徐々に距離を伸ばしていけばOKです。手の平を顔の前に持ってきて指紋を見る→遠くの看板などの文字を読む、なんてことをやっていました。8∞の字ストレッチと同じように空いた時間に行えば十分です。
視力の低下を回復する
小学生の時にどちらか片方でしたが、視力が短期間で1.5 → 0.7まで落ちたことがあります。原因が思い出せないんですが、重い病気とかではなくただの疲れとかそんな程度だったと思います。眼科医にいって教えてもらったのが、
「遠くの山や星を毎日見るように」
言われたとおりに、時間があれば遠くの山と星を見ていました。確か2週間ぐらいで1.5に戻りました。心理的にも自然物を対象にすることをおすすめします。これは子供ほどの回復力ではないにしても大人でも有効です。特に疲れ目の方はお試しください。
以前は父が読み書きする際に老眼鏡をかけていた記憶があります。そういえば、ここ最近は老眼鏡をかけている姿を見ていません。老眼を克服した81歳の父がスマホで私の記事を裸眼で読んでいます。本人曰く、
「体の筋肉と同じ。使わなきゃダメになる」
仰る通り、説得力があります。
3日あれば効果を体感できる8(∞)の字ストレッチです。加齢による老眼の方、スマホ老眼の若年層の方は、先ずは3日お試しあれ!
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・老眼(老視)を治した本人から聞いた、老眼(老視)の治し方!
・スマホ老眼。液晶画面による目の疲れを事前に対策する。