生姜は体を、温める・冷やす?どっち?

寒い冬は冷え性の人に限らず、体を冷やして体調を崩しがちです。食品で防寒、風邪予防などの対策はいろいろありますが、その中でも生姜湯など「生姜」を摂取して体を温めることは有名です。風邪をひいたときや冷え性の女性は生姜湯にお世話になっている人も多いと思います。実は以前にTV番組で紹介されていたこともありますが、食べ方によっては体を冷やす食品だったんです。今回は生姜を食べて元気になるために、生姜の正しい食べ方を紹介します。



生姜の成分

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主な有効成分は以下の通りです。

ジンゲロール

新鮮な生姜に含まれる辛み成分。解熱、殺菌、発汗、免疫細胞の活性化の作用があります。加熱することで酸化してショウガオール、ジンゲロンに変化します。

ショウガオール

ジンゲロールを加熱すると変化してできる辛み成分。ジンゲロールと比べて体を温める作用が強く、殺菌作用、活性酸素の除去などの効果が期待できます。生姜の中で最も体を温める作用が強いのがショウガオール。

ジンゲロン

ジンゲロールを加熱すると変化してできる辛み成分。血管拡張、血液循環の促進、脂肪燃焼などの代謝促進の作用があり、血圧の安定、新陳代謝の向上が期待できます。生活習慣病の人にはおすすめの成分です。

シネオール

皮に含まれる芳香成分。健胃、解毒、消炎の作用があり食欲増進効果が期待できるので疲労回復の時におすすめです。
改めてみると生姜を食べることで健康になることが解ります。しかし、食べ方によって体に及ぼす影響が異なり、体を温めることも冷やすこともあるのが生姜です。では、どのような違いがあるのか?



生姜の正しい食べ方

 体を温めるとき

生姜は乾燥、加熱させて食べることで体を温めます。保温効果は3~4時間。60℃ほどの過熱でジンゲロールの約60%が温める作用が最も強いショウガオールに変わると言われています。風邪をひいたときに生姜湯を飲むというのは正解ですね。ただし、加熱は100℃まで。100℃以上の加熱をすることで辛みがなくなり、体を温める効果も弱くなります。体を温める目的で加熱調理する場合は、加熱しすぎないように生姜を投入するタイミングに注意してください。

『生姜 粉末』 一覧

 

体を冷やすとき

生姜は生で食べることで体を冷やします。実は生で食べると手足の指先は温まりますが、逆に体の深部は体温が下がります。つまり、体の深部の熱を手足の指先に送るという訳です。体を冷やす食べ方は定番の”すりおろし”やスライス、みじん切りにしてサラダやヨーグルトのアクセントに活用すると美味しく頂けます。

『生姜』 一覧

 

おすすめの食べ方

私はいつでも手軽に生姜を食べれるように、乾燥した生姜を常備しています。スライスした生姜を天日干し用ネットに入れて2日ほど天日干しにします。それを瓶で保管しているので、料理や生姜湯を飲むときにサッと手軽に活用できて便利。おススメです。

参考記事:天日干し野菜を作る

生姜の効能(予防・改善)

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成分の説明である程度は理解したとは思いますが、具体的にどのような効能があるのか?おさらいを含めて症状別に紹介します。

乾燥・加熱して食べる

冷え性

体温が1度下がることで基礎代謝が12%、免疫力が30%下がると言われています。心身の疾患のほとんどは体を冷やすことが関係しています。つまり、冷え性を改善することで便秘、不安定な血圧、自律神経など多くの疾患の予防・改善につながります。季節問わずに先ずは体を冷やさないこと!温めるのが基本です。

参考記事:「冷え症」を治す!食事で改善・対策

胃腸

胃腸の内壁の血行を促進することで、消化・吸収の働きを活発にします。また、強い殺菌効果でピロリ菌を殺菌し、潰瘍を防ぐ効果が期待できます。お寿司屋さんでガリ(生姜)として使われているのは、生臭さを消し殺菌効果により食中毒の予防の意味があります。

血栓

血小板の粘りを抑えて血液をサラサラにする作用があります。血栓の予防はもちろん、血栓を溶かす働きに加え、血管を柔軟にする働きがあります。動脈硬化さらには心筋梗塞など、血液・血管に疾患のある人は意識して摂取することをおすすめします。

参考記事:高血圧を治す!食事で改善・対策」

風邪

発熱した時に薬などで熱を下げたい気持ちは解りますが、そもそも発熱するのは風邪の菌を退治するためです。発熱を抑えたり熱を下げてしまうと風邪の菌が退治できず、症状が長引くこともあります。仕事等でどうしてもという時以外は、乾燥・加熱した生姜で体を温めて確りと風邪を治しましょう。

精神安定

うつ等の精神が不安定な人は低体温の人が多く、血の巡りが活発ではありません。そのため神経伝達ホルモンバランスが崩れやすい状態になります。生姜を食べて血行を良くすることで、それらの症状に有効に働きかけることが期待できます。

頭痛、吐き気、つわり、乗り物酔いetc.

生姜の成分・ジンゲロールには神経伝達物質の一つ「セロトニン」の働きを抑制する抗セロトニン作用があり、制吐、鎮痛などに有効です。一方で妊婦の方がつわりを抑えるためにセロトニンを過剰摂取することで、流産を引き起こすことが懸念されています。1日10gを上限として複数回に分けて摂取する事が望ましいとされています。医師と相談して摂取しましょう。


で食べる

免疫力

生姜は生で食べてから3時間ほどで白血球が増加することが確認されています。白血球は体内に侵入したウィルスや細菌と戦う働きがあります。加熱しても増加は期待できますが、生で食べたほうがより増加します。殺菌作用も強力なので発熱する前の風邪のひき始めや、予防として期待できます。

 

まとめ

乾燥・加熱した生姜は体温を上げる

<効能>

  • 冷え性
  • 胃腸
  • 血栓
  • 風邪
  • 精神安定
  • 頭痛
  • 吐き気
  • つわり  ※ 妊婦の人は医師と相談して摂取する
  • 乗り物酔い etc.


の生姜は体温を下げる

<効能>

  • 免疫力の向上
  • 風邪のひき始め

 

生姜パワーを上手に活用して冷え性でお悩みの人、冬になると風邪をひきやすい人はもちろん、幅広い健康維持に役立ててください。

 

『生姜 粉末』 一覧

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