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・自宅で簡単に作れるドライフルーツ
・果物の皮は栄養たっぷり
目次
果物の皮、農薬・防カビ剤・ワックス対策
そこで気になるのが、皮に付着している農薬、防カビ剤・ワックスなどの化学薬品。特に輸入フルーツは、過酷な船での輸送中でも品質を保持するために、防カビ剤「TBZ」「イマザリル」などが使用されています(参考:「防カビ剤レポート・横浜市」)。私としてはこんな劇薬を食品に塗るなんて論外なので買いません。では、国産は大丈夫かというと、農薬を散布して作られているのが殆どです。
農薬除去アイテム
農薬を除去する商品がいろいろとあります。しかし、調べても調べても検査結果を提示している物は一つもありません。「水で薄めて果物などを暫く浸けておくと、農薬・防カビ剤のような油みたいなものや白いものがが浮いてくる」と説明やレビューがありますが、それって
ただの水でも同じ結果でしょ。
なかにはトマトの色素が抜けた結果に「農薬が...」とさわぐ記事まで散見します。「何か対策しないと気が済まない」と言うのであれば、
「食品用重曹」が低コストで安全です。
水で薄めた重曹で洗い流すだけ。一般的に食品に付着した農薬は、数秒の流水で洗い流せると言われています。また、残留農薬の安全性については農林水産省によって掲示されています。→「農薬の基礎知識 」
と言っても、常食するものに関しては自然物・天然素材に拘りたいです。安全といっても避けられるなら避けます。後で何かあっても、結局は自己責任になりますからね。一番安全なのは、やはり無農薬栽培になります。いずれにしても、皮に化学薬品が付着していない果物を食べたいものです。
手軽に栄養摂取できるドライフルーツ
東洋医学による陰陽五行説によると、水分が多い生の果物は身体を冷ます作用があります。ドライフルーツは乾燥して水分が少ないので、その作用は弱まります。寒い冬にどうしても夏・南国の果物を食べたいのであれば、ドライフルーツで食べることをおすすめします。本来は「旬のものだけを食べる」、これが健康維持の基本にあることを覚えておいてください。
栄養価について
「ドライフルーツは」干し野菜でも触れましたが、熱に弱いビタミンCなどは別として栄養価はほとんど変わりません。乾燥して水分がなくなった分、重量が軽くなるだけで栄養価はそのまま。
例:200gのフルーツ(水分100g)でドライフルーツを作った場合
- 乾燥前の生フルーツ 「200gあたり、栄養10g」
- 乾燥後のドライフルーツ 「100gあたり、栄養10g」
太陽光・紫外線の影響による変化も少なからずあるでしょうが、乾燥することによってフルーツ自体の栄養価は増えないということです。
調べてみると参考になるニュースがありました。→「ドライフルーツと生鮮果実を同等とする新報告:myfood.jp」
「栄養価が増える」と勘違いしないようにご注意。
生フルーツとドライフルーツの違い
栄養価以外はどうでしょうか。ドライフルーツのメリット、デメリットは以下の通り。
<メリット>
- 甘味が凝縮して美味しい!
- 比較的、長期保存ができるので保存食、非常食として活用できる。
- 良く噛んで食べる → 脳の活性化、満腹中枢を刺激・ダイエット効果、唾液増加によるアンチエイジングetc.
<デメリット>
- 美味しいから食べ過ぎてしまう。糖類、カロリーの過剰摂取に注意。
- ビタミンCが減る。※なくなるわけではない。
- 水分が極端に減るので、胃の消化に時間がかかる
間食に砂糖や小麦粉etc.の添加物の塊であるお菓子を食べる人は多いですね。お菓子のデメリットと比べれば、自然食であるドライフルーツのデメリットは何のことはないです。食べ過ぎなければよいだけのこと。
初チャレンジのドライフルーツ。簡単に作れておいしく食べれました。今後も旬の果物をいろいろ試して感想を報告します。
- 子どもの「おやつ」に添加物の菓子などは避けたい
- 甘いものを少しだけ食べたいときがある
- 単純にスイーツが大好物!
そんな人に『自家製ドライフルーツ』はおすすめです。簡単に作れるので、是非チャレンジしてください。
農薬を除去する →「食品用の重曹」一覧
果物を乾燥させる便利なツール → 「天日干しネット」一覧